2012年5月16日水曜日

女はつらいよ

前回に関連した話題として…


近縁種のチンパンジーのメスが死ぬ直前まで閉経しない(子を産める、死ぬまで現役)のに対して、ヒトの場合は子を産めなくなった後の人生が長い。

http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/special/2011081700002.html


様々な動物を観察すると、どうも人間は特殊なようだ。

つまり、ヒトの女性は現役で長生きするより閉経して長生きすることになんらかの合目性がありそうだ。

そこで登場するのが「おばあちゃん仮説」

http://ja.wikipedia.org/wiki/おばあさん仮説

祖父母が子育て(孫育て)に貢献しているという、日常生活で想像できるような結論が調査で判明している。
祖母が長生きするほど孫の数が多くなる(生き死にまで影響を及ぼしているんだ)。
祖母力はすごい!



しかしここで問うているのは、自分で直接産み続けることより遺伝子が増やせるのか?、と言う点である。
なにせ、子に伝わる自分の遺伝子は1/2なのに対して、孫に伝わる自分の遺伝子は1/4と更に半減する。
つまり、自分で1人産むのに釣りあうためには、孫が2人増えなければならない。 

ほとんどの現象にはメリットに付随する発生するデメリットが存在するトレードオフの関係がある。


年をとって自分が子を産むことのデメリットとして考えられるのは、

1. 年を取りお産が大変になるとお産で死ぬリスクが高まる。
2. 年をとって産む子供にはダウン症のような染色体異常が増加して、子供を作ることのメリットが減じる。
3. 孫育てのお手伝いくらいならばともかく、子育てを主体的に行うには年をとってしんどい。
4. 子供が育つ前に自分が死んでしまうかもしれない。

*女性の場合、卵子は胎児の段階で途中まで準備されてそれが排卵まで卵巣内でずっと待たされている。排卵が近づくと、さらに分裂が進んで卵子ができるが、卵子が年をとっているとこの段階での染色体の分配異常が生じて、異常な染色体をもった卵ができてしまう(卵子を途中までつくってとめていることの合目性は何か? 調べてみる)

http://www.miyake-clinic.gr.jp/ippannsikkann/ippan18.htm

ヒトの場合、子を産むより育てることの方が数倍も手間暇かかる大変なことである。
ヒトの子供はなかなか親離れできず、長い時間手をかけてやらないと独り立ちできない。

孫はかわいいというが、ときどき面倒を見るからこその可愛らしさである。
お手伝いくらいがちょうどいいのかも。

しかしそれを言うのなら、男性でも女性並みの年齢で現役から引退してもいい筈であるが、男性はそうならない。世界最高齢で父親になった男性として、94才で子を生したインドの男性がいるらしい。


総合的に考えたら、やはり、1, 2が要因としては大!?

いつまでも子供なんか産んじゃいられない、女はつらいのだ。





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