畏敬する詩人、俳人の加藤郁乎さんが亡くなられた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/加藤郁乎
加藤郁乎さんの想い出、と語り始めたが、交流していただいた期間は極めて短い。
(こちらが私淑させていただいた期間はもう少し長いが)
しかも、直接お目にかかったこともない。
昨年の「豈」第52号の拙文「郁乎の遺風」を目にされて郁乎さんからお手紙を頂いたのがご縁の始まり。
その縁で、2ヶ月前の3月に加藤郁乎賞の受賞式に呼んでいただいた。
お会いできるのをとても楽しみに東京まででかけたのだが、
急遽入院されて式には出席されなかったので結局はお会いできなかった。
その際、同席していた大井さんはよくあることだから、と笑っておっしゃっていた。
お会いできずとても残念ですとの手紙を奥様に託したのだが、その後退院された後に、そのお返事をいただいたばかりだった。
「為すべき仕事山程あるも先ずは自愛に努める所存」と書かれていたのだが。
あまりの喪失感に、まとまりのあることをかけない。
一人靜鬼に折らせて靜かなる 郁乎
ご冥福をお祈りする。
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