2012年12月27日木曜日

大きい方がお得?

昨日の続き

体の大きさに上限があったとしても、そのことで動物は小さい方がいいということにはならない。

体が大きいことのメリットとしては、

肉食性のものであれば捕食者を襲いやすい。
捕食者に襲われにくい(例えばゾウを倒せるライオンはいない)。

その他に

病気に強い。
飢餓に強い。

子供はなぜ病気で死にやすいかというと、まだ病原菌に対する免疫が整っていないということもあるが、それだけでなく食中毒とかでも子供が死にやすいのは、要はからだに余裕がないから。

例えば、100個細胞があって10個やられるのと、1000個細胞があって10個やられるのでは体に与えられるダメージが違う。

子供の方が飢餓にも弱い。体に栄養の蓄えがないから。

ラオウは多分、飢餓にも強い。


それに加えて、恒温動物では体が小さいものは代謝が高いために(小石が冷めやすいのと同様に熱が体表面から奪われやすいため)常に食べ続けていないと体温を保てない。


なので、体の小さい動物は総じて短期間の飢餓に弱い。


一般的に大きい動物ほど一頭当りの餌を食べる量は増えるので、餌が豊富にあるところでないと生きられないのは確か。

そのため、餌が慢性的に少ない場所(離島とか)では体のサイズがでかい動物は生きにくくなるが、これはまた別の話し。


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