「凵」(受け箱)にメで「凶」。
人が死んでときにその胸に「×」の文身を書いて、悪霊が死体に入り込まないようにした、それが「凶」である。
人が死んだわけだから、縁起が悪い、それで悪いこと、まがごとという意味を表すことになった。
同じでき方の漢字が「胸」
「凶」に「勹」(つつみがまえ)を加えたのが「匈」(キョウ)。
「勹」は人の全身を横からみている形。
この「匈」は「メ」が書かれた場所、胸を示す漢字になった。
つまり、「匈」は「胸」の元の字。
そして、さらに身体の部分を表す「月」(にくづき)をつけて「胸」ができた。
「凶」の系列字は全て凶事のイメージを受け継いでいる。
「胸さわぎ」は悪いことを予感するときの言葉。
アニメは胸を熱くする
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