2014年2月17日月曜日

イヴの33人の娘

長いこと、ブライアン・サイクス著『イヴの七人の娘たち』を紹介してきた。


ここで題名にもなっている「七人」は現在のヨーロッパ人のルーツになった母系の7系統のことである。

本書では後半、この7人についての物語を語っている。

自分がヨーロッパ人じゃないのでその辺は流し読みした (^ ^;

全世界のミトコンドリアDNAの系統は33もある。



現生人類は15万年前にアフリカで誕生して、その後5万年間は人類はそのままアフリカに留まっていた。

33系統のうち13はアフリカ人にしか見られない理由は、長いことアフリカに留まっていたことが原因だ。

10万年前に13のうちのたった1つの系統が中近東へ出た。

しかしそこで5万年間、人類は足踏みをしていた。

その当時、氷河期で人類が北進しにくかったかったからと考えられている。

その後、全世界に子孫が散らばった。

その全人類の母となった祖先を「ミトコンドリア・イヴ」と読んでいる。

本書出版後、新たに日本人に見られる新しい系統も見つかって、33系統より数は増えている。

次にサイクスはY染色体にまつわる『アダムの呪い』を出版した。

明日からそれを見て行く。

また3年間足踏みしているハルヒシリーズ
続刊、望む

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