2014年2月5日水曜日

ミトコンドリアDNAの変異の速さ

昨日のつづき

サイクスの出した「ヨーロッパにおいて中近東からの農耕民族からの侵入は起こっていない」とする説についた難癖の一つが、

ちゃんとミトコンドリアDNAの変異の速さを見積もれているのか?

というもの。

サイクス達はミトコンドリアDNAのDループという箇所の変異を比べて、先祖の分岐時間を割り出している。

まずこのDループだが、意味のある遺伝子をコード(暗号化)していない領域と思われている。



なぜここを選んだかというと、遺伝子(つまり、どんなタンパク質をつくるかの暗号)をコードしている領域だと、DNAにランダムに変異が入るとそれが有害な変異になってしまうことが多くて、そうなると細胞(生物)は生き残れないから、変異の起こりやすさを現存する生物で見積もることが難しくなるからだ。

全く遺伝子をコードしていない方が、どんな変異がDNAに起こってもその生物はいきてゆける。

ただ、Dループが遺伝子をコードしていないからと言って、本当に何にも意味を持たないかどうかに関しては自分は懐疑的。

なぜならば、意味のないものが何億年も維持されるわけはないから。

それはさておき、

サイクス達は当初、Dループ内の変異は1万年に1変異として見積もってきた。

本当にそうなのか?

もし変異が10倍の速さだったら、民族の置き換わりがなかったという結論が180度ひっくり返ってしまう。
(明日につづく)

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