しかし、もう半分のグループは互いに関連はなかった。
考えられる理由は、
(1)家族全員が姓を変えた場合
実際にスコットランドでは、移住した土地の名前に変える等あった。
(2)父親が本当の父親じゃない場合
遺伝学者が使う「非父系」は、出生記録に記載された父親が生物学的な父親ではない場合に使う言葉である。
父親が本当の父親じゃない理由は3つの場合に大別される。
(2−2)妻が不倫の子を残した場合
(2−3)妻が他の男性にレイプされて子を残した場合
半分のサイクス氏が「非父系」であるという事実から、13世紀以降に生じた「非父系」の発生割合を割り出したところ、1世代につき1. 3%ずつ「非父系」が生じたと出た。
つまり、どんなに多く見積もっても1%くらいしかサイクス夫人は不倫をしていなかった。
現在のイギリスで行われた調査では「非父系」息子の割合(女性が不倫の子を出産した割合)は5〜30%という推定値が出されている。
サイクス一族の「非父系」息子の割合はこれに比べればずっと少ない。
もちろん、13世紀以降からこの方800年間、5〜30%で不倫が行われたかどうかは分からない。
昔の方が女性の不倫は高かったも知れないし、その逆かもしれない。
サイクス姓とY染色体DNAの関係からこんなことまで示唆された。
歴代アニメの視聴率最高
オバQ
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