2014年2月11日火曜日

アダムの系譜

ミトコンドリアDNAは母系遺伝なので、自分が持っているDNAは母からもらったものだ。

母は母の母からもらった。

と繰り返していくと、先祖は母の母の母の母というように先祖はどこまで行っても先祖はわずか一人しか辿れない。

しかし、実際には自分の先祖は、父母、祖父母、と2のn乗で増える。

だが、1世代25年として500年前、20世代も遡れば2の30乗で先祖の数は100万人を超えてしまう。

こうなってしまうと、その祖先の中には重複する者もでてくるし、祖先の系統をDNAでたどることはおよそ不可能になってくる。

そう考えると、必ず1人しか先祖がいない状態で辿れるということは却ってメリットと言えるのだ。


母系はこれで辿れるが、父系はどうやって調べたらよいか?

そのためには、男子だけに引き継がれる遺伝子で、かつミトコンドリアDNAと同じく組換えが起こらないものでなくてはならない。

それにピッタリのDNAがある。

それは「Y染色体」。



まずY染色体こそは、男系にのみ伝わるDNAである(本当は逆で、Y染色体をもつと男性になる)。

天皇家は先祖代々Y染色体を守っている。

アダム
エヴァは一体、どこへ辿り着こうとしているのか?

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