「屋」は「尸」(しかばね、死体)と「至」からできている。
なぜか?
まず「至」だが、これは地面に「矢」が突き刺さった形。
ということでなぜ、「屋」に「矢」が使われているか、ということから。
「矢」は分かりやすい象形文字。
古来、飛び道具である「矢」の力は離れている敵、獲物でも仕留めることができるため、その力は神秘的でもあり絶対的であった。
そのため、矢(弓)自身に神通力があると古代人が考えたとして不思議ではない。
古代中国殷でも神聖なものとして矢が考えられており、矢を放つ(矢通し)ことによりその場所の邪気を祓っていた。
その風習は日本にも伝来し、三十三間堂の矢通しは有名。
矢を放てない場合には、弓を放つしぐさのみで玄を鳴らす「鳴弦」により邪気を祓う。
源氏物語で夕顔が死んだ際(六条の御息所の生霊に取り殺された)、源氏が鳴弦の儀を行い悪霊を退散させた。
最近でも、天皇家の愛子さま誕生の際にも宮中で読書鳴弦(とくしょめいげん)の儀式が営まれている。
読書鳴弦(とくしょめいげん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/鳴弦の儀
肝心の「屋」に辿り着けなかったので、続きは明日 (^ ^;
あさきゆめみし、元祖モテオ光源氏
夕顔の一件は彼の自業自得、夕顔こそ可哀想。。
0 件のコメント:
コメントを投稿