2013年1月16日水曜日

胎児は熱で守られている

人間を含めて哺乳類は体温を維持するためにそのエネルギーの多くを割いている、ということは何回も触れてきた。

小さい哺乳類は体重に比べて体表面の大きくなるために、小石のように冷えやすい。そのため、体重当りの体温維持に使用するエネルギーは大きくなる。



しかし、人間といえども産まれた時には小さい。

そのために代謝量は大人に比べると生まれたての赤ちゃんがもっとも高い。


赤ちゃんは冷えないように必死なのだ!




このデータには胎児が載っていないが、グラフを外挿してみれば予想がつく。

胎児がそのまま体外に出てきたら、体温を保つためのエネルギーを作ることはおよそ不可能だ(それこそ、小石どころか砂利粒程度の大きさ。すぐ冷える)。

哺乳類の場合には、体温のある胎内でちっこい胎児を育てることでその問題を克服した。

そうすれば、胎児自らが発熱しなくても周りから熱をもらえる。


卵を温めて孵すのも鳥類のみ(恐竜が恒温動物の可能性が指摘されているが、その場合は恐竜も温めていただろう)。

なぜ、ニワトリは卵を温めて孵すのか?
なぜ温めないと卵は死ぬのか?

これも同様。

恒温動物は小さな時に熱を自ら作り出せないために、外部からの熱源を必要とするのだ。

英霊だってお風呂にも入るしおこたにも入る
Fate、セイバー
いくつになっても外部からのぬくもりは必要です(笑)


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