2013年2月24日日曜日

怖い漢字(24)「還」

今回の「環」の旁は死者の衣の上に霊魂を慰撫する玉を置いた形。

さらにその上に生命の象徴の目を書いている。

この字は、死者の再生、復活、「還って来る」儀式を示し、さらにその際に使われた玉を指し示すこととなった。



それの類義語として、生き還る、を示す「還」がある。

「辶」は辻を歩くの意味がある。

死者が辻を歩き回る。うんうん、ホラーですね。

今でこそ、生き返るというとゾンビ的なことになるが、古代中国殷では体から有利した霊魂を呼び戻すことが生き返る、ということである。





苧環(おだまき)と言えば、義経の愛した静御前の


しづやしづしづのをだまき繰り返し昔を今になすよしもがな


を思い出さずにははいられない。

死者が生き返るのがいいとは限らない
さんかれあ













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