2013年5月11日土曜日

こわい漢字(42)進

古代中国殷では、鳥は神意の媒介者であった。

鳥占(とりうら)は、卜占(ぼくせん)の一種で、鳥の鳴き声、止まった枝の方向、飛ぶ方角などで吉凶を占った。

「隹」(ふるとり)は鳥の形できた漢字。



なぜ「ふるとり」と呼ぶかと言うと、「旧」の旧字(正字)である「舊」に使われている鳥の字だから。

神の使徒だからこそ、多くの漢字に使われることになった。
(しかし、より神格化された鳥の場合には「鳥」の字が使われた)

戦争の際には、鳥占で鳥がどちらに飛んでいったかでどちらに進軍するかを決めた。

そうして生まれた字が、そう「進」。

鳥と道を行く「辶」を組み合わせてできている。



この「隹」が含まれる字にも怖い字がある。

(つづく)


オラはヒヨコじゃないっッピー!



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