2013年5月25日土曜日

寄生虫によるあやつられ(3)

今回はポール・イーワルド著『病原体進化論』(新曜社)。

病原体(寄生種)は宿主と複雑な関係を築いている。


以前も寄生虫による宿主の操られるさまを見た。

総じてエグい。

http://ushitaka7.blogspot.jp/2012/10/blog-post_29.html


本日のメニューは、

アブラムシに寄生するコマユバチ。


別の昆虫に卵を産みつける寄生昆虫は多い。

これもその一例。

このハチはアブラムシに卵を産みつけてその幼虫がアブラムシ体内を食べ、食べつくすと成長を終えて成虫となり、中から飛び出してくる。

しかし、あまり成虫が外に飛び立つのに季節が整っていないと、成虫になるのを遅らさせる。その時、ハチの幼虫はアブラムシを休眠させる。

しかし、その時、ハチの幼虫にとってもその時は危険なときでもある。

アブラムシが自分ごと他の捕食者に食べられてしまうかもしれない。

そうならないように、ハチの幼虫はアブラムシの神経系を操って、葉を丸めさせてそれをシェルターにしてその中に非難する。

まだどのようなしくみでハチの幼虫が宿主の神経系を操っているのかは分かっていない。

人間の神経系を操る昆虫がいないことに感謝! (^ ^;

敵機の神経系を操るディスィーブ
ラインバレル

0 件のコメント:

コメントを投稿