2013年5月18日土曜日

こわい漢字(44)唯、雖

古代中国殷での鳥占で用いられた鳥、「隹」。

その占いで下された結果に関しては、もちろん素直に従わなければならない。

何事にもはいはいと従うさま、他人の言いなりになるさま、を示す「唯々諾々」(いいだくだく)、「唯諾」に使われる「唯」は承諾の意味を表す。

祈祷の器である祝詞を入れた「口(サイ)」は神様に御神託を得るのに用いられたもの。

それに「隹」を添えて、鳥占で得られた御神託に従う、そのようすが「唯」なのだ。




その御神託が邪魔されたら?

そこから生まれたのが字が「雖」(いえども)。

これは「口」の下に「虫」がいる。

この虫は神への占いを邪魔する呪虫。



神意を伺いたいのに、それができない!

そうしたいのは山々なれど、とそんな気持ちを表す逆接の「いえども」が「雖」。

シュタインズゲート
近隣では沼津でしかやっていないと雖も行かねば!(・∀・)ノ

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