2013年5月28日火曜日

病原菌は待ち伏せる

病原体が宿主を弱らせて殺してしまうと、その病原体もその遺体の場所に留まらざるを得ない。

そしてじっと次の宿主がそこを通りかかるのを待ち伏せるしかない。

車が故障したため、次にそこを通りかかる車を待っている運転手に似ている。

宿主を乗り潰すがごとき、病原菌の所業 w


その待っている間、空気中でも死なないようにある程度耐久性がないといけない。

宿主を殺してしまう病原性が強い病原体の方が、宿主が行き倒れる危険性が高い訳だから、外界で生き抜く力が強くなくてはならないと考えられる。

事実、そのような相関が認められる。

                            外界での生存時間
感染した人10万に1〜10人死亡させる病原菌(強毒性)  数時間〜数日
     10人に1人死亡させる病原菌  (弱毒性)        10年以上

後者の病原性の強いものの代表例は、天然痘ウイルス、結核菌、ジフテリア菌。


これは人間に感染する病原菌に限る話ではない。

ミツバチの幼虫に感染する芽胞形棹菌の一種、アメリカ腐蛆病菌(Bachillus larvae)もそう。

この菌に感染するとミツバチは100%死ぬ。

そしてこの細菌の胞子は驚くことに外界で50年以上生存できることが確認されている。

地縛霊がずっとそこに留まっているようなものか (^-^;)

ご存知、化物語、八九寺真宵
地縛霊のみなさま安らかに成仏してください


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