その際、染色体同士相同な配列部分で組換えを起こしている(交叉)。
仲良し二人が手を握りあっているようなもの。
その格好で紡錘糸に引かれながら左右に動くので、ダンスに例えられる。
(コードギアスより、シャルルとC.C.のダンス、笑)
このダンスが減数分裂進行にとても大事で、染色体はペアになれる染色体パートナーを必ず見つけないといけないというしばりがある。
パーティー会場では必ずカップルを見つけてダンスを踊らなくてはならない。
*ロバと馬の合いの子のラバが生殖能力がない(生殖細胞がつくれない)のは、お父さんとお母さんからもらった染色体が相同ではないために、減数分裂時に染色体が対合ダンスを踊れないのだ。ヒョウとライオンの合いの子のレオポンも同じ。
*ロバと馬の合いの子のラバが生殖能力がない(生殖細胞がつくれない)のは、お父さんとお母さんからもらった染色体が相同ではないために、減数分裂時に染色体が対合ダンスを踊れないのだ。ヒョウとライオンの合いの子のレオポンも同じ。
しかし、男の細胞では形の異なるXとYが一本ずつしかない。
減数分裂の時、XとYはどうなるの?
実はXとYとの間で対合、交叉が起こる。
今でこそ、ちんけなY染色体だが太古にはX染色体と同型であった(以前、ブログで述べた)。
XとYはまだそのなごりでところどころ共通した配列を有している。
それがPARと呼ばれる、XとY染色体の末端部分である。
落ちぶれたとは言え、YはXとダンスを踊るために相同な場所を捨ててないのである。
そのXとYの交叉時の組換えが時として思わぬ不幸を人々にもたらす。
Y染色体上に男性化のスイッチを入れる遺伝子のSRYが乗っていることは話した。
そのSRYが実は運悪くこの組換わるPARのすぐ内側にある。
そのために、SRYを巻き込んで誤って組換えが置きてしまうことがごくまれに起こる。
するとYにあったSRYが組換えでXに乗り移ってしまう。
その結果、XなのにSRY遺伝子をもつもの、YなのにSRYを失ってしまたものができてしまう。
そのようなXとYが子孫に受け渡されると、前者ではXXなのに男、XYなのに女、になってしまう!
そのような人は外見上は正常な男や女になるが(SRYの有無で男女が決まるため)、生殖能力を欠いてしまうことが多い。
大事な遺伝子なんだから、深窓の令嬢(SRYなのでおぼっちゃんか)然と染色体の奥に鎮座ましましていろよ!、といいたい。
(黒執事、シエルおぼっちゃま)
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