2012年10月14日日曜日

希望に満ちた天使

久しぶりにクレーと谷川俊太郎

(クレー、希望に満ちた天使)

のはらにもうみべにも
まちかどにもへやのなかにも
すきなものがあって

でもしぬほどすきなものは
どこにもなくて

よるをてんしとねむった

やまにだかれたかった
それにとけたかった
すなにすいこまれたかった
ひとのかたちをすてて

はだかのいのちのながれにそって


* * * * * *


谷川俊太郎の詩は特にクレーの絵に付かず離れず。

自分は吉岡実の方がずっとすきであるが、この絵に吉岡実がつけた詩は読みたくないかな(笑)

ダークな芸術はそれだけで魅力的であるが、たまにはレンゲ畑やコスモスが見たくなる様なもの。

(空の境界、花見では刀を振り回さないで下さい)






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