2012年10月16日火曜日

男女の嫉妬

焼き餅は遠火に焼けよ、焼く人の胸も焦がさず味わいもよし、と昔の識言にありますが、ご婦人方の焼き餅というのはこれは難しい。全く焼かないというわけにもいきませんが、焼き過ぎというのもよろしくない。

と『厩火事』のマクラにもあるように、今回は嫉妬の話し。

(ハルヒより、ミクルちゃんとキョンの仲良いところを見つかり)


(ハルヒのヤキモチが世界を創り変えることへと‥)

まず、データから示そう。

アメリカ、韓国、日本の配偶者を持つ男女にアンケートを行い、

1. 相手の浮気心理
2. 相手の性的関係

のどちらをより責めるかを尋ねた結果が次の表。

(『人は感情によって進化した』より)


夫は、妻が他人の男性と性的関係を持つことを強く嫌うのに対して、妻は、夫の気持ちが自分から離れることを強く嫌う。男女で怒りの矛先が向かう先が異なるのだ。
(ただし日本人男性はアメリカと真逆。この理由は???)

その理由としては、
夫から見て、妻の不貞は「本当は自分の子供ではない」子供をそうとは知らずに育てさせられる危険性につながる。

前にもみたように、世界では平均して25人に1人が夫以外の子供を妻は出産している。
さらに、その間は自分の子供を妻が身籠れず、結婚している意義が減少する。

夫が妻の肉体関係を非常に嫌うには意味がある。


結婚という契約は、性的関係を夫婦間でのみ行うことを暗黙の前提としている。
これが破られるのであるから、契約の不履行を夫がなじるのは道理である。

片や、妻からしてみたら、旦那が余所に子供をつくらない限り、余所に女を囲わない限り(そのようなことで自分らに向かう投資が減らない限り)、自分と自分の子供には経済的なダメージはない(遺伝子の残り方は減じられない)。

つまり、妻からしたら夫が他の女性との性的関係を結ぶことより、心が自分から離れることを嫌う(余所の女性との性的関係を勿論憎む。ここは相対的な話し)。

この両者の嫉妬の対象の違いが、殺人にどう影響するか(明日に続く)
(なんだ結局また殺人の話しか、的な)




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