2012年10月21日日曜日

原罪とルオー

今朝の日曜美術館は20世紀最大の宗教画家とも言われるジュルジュ・ルオー。

好きな画家の一人。

好んでキリスト、道化師を画題にした。

「受難」に暖かい眼差しを注いで描いた。

「人は誰しも背負うべき十字架を持っている。私の十字架は私の芸術だ」

キリスト教的な考え、人は生まれながらにして罪を背負っている、原罪という考え。

それはアダムとイヴから受け継いでいるとされる。

人間を生まれつき罪深いものとする考えるその考え方は、ユダヤ教が生まれた時代と場所の厳しい影響を受けているのであろう。


ルオーの絵は静謐、慈愛、安らぎ等の言葉で語られる。

「キリスト」
「女道化師」


「聖顔」



聖顔布は聖遺物の一つ。
ゴルゴダの丘に向かう時、キリストの顔の汗を拭いてあげた布に顔が現れたとされる。

聖顔布を手にする聖ヴェロニカ


キリストの汗を拭いたヴェロニカ(聖人となっている)の布とも言われる。
便利なプリント機能だ。

これらの絵は東京汐留のパナソニック汐留ミュージアムにある。
世界唯一のルオー美術館だという。

現在、特別展をやっている。


ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展





(ロンギヌスの槍も聖遺物の一)

(聖杯も聖遺物の一)


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