しかし、脂肪の役割はそれだけではない。
脂肪がついていると水に浮きやすい。
あれだけ陸上競技で大活躍している黒人があまり水泳で活躍していないのは、皮下脂肪の少ない黒人が水に沈みやすいというのも一因(人種差別が尾を引いているという意見もあるが)。
黒人が熱い地方に適応した人種であることと皮下脂肪が薄いことは関係があるだろう。
アザラシ、セイウチを比べたところ、水面近くで餌を採るアザラシは浮力を得るため比較的分厚い皮下脂肪を持っているのに対して、海底で餌を採るセイウチの皮下脂肪は比較的薄い。
これも皮下脂肪が浮力に利用されていることの証拠。
猿になくヒトにある皮下脂肪。
太古ヒトの先祖が水辺で食糧を獲る際に人の皮下脂肪が役立ったのではないか、とエレイン・モーガンは考えている。
類人猿は水中に落ちると浮きにくい。
比重が0.9875であればじっとしていても水に浮くのだが彼らの比重はこれよりも重いからだ。
人の場合はほぼこの値になっており、肺に空気を入れているか出しているかで浮き沈みを調節できる。
(しゃきーんあざらし)
皮下脂肪率とか言っているが、あまり少ないと水に落ちた時に溺れやすいぞ! 笑
(アニメに溺死)
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