喋っている時には息を吐き出しているから、息継ぎしないと苦しくなる。
その時、喋ることと息を吸うことをどちらを優先するか?
などと考えながら話す人はいない。
でも実際には、言葉や文章を途切れなく話すために呼吸を多少とも犠牲にしている。
息継ぎが特に意識されるのは歌を歌う時。
息継ぎの難しい歌の時は特に意識しないとならない。
アリプロの曲は息継ぎやばす
つまり言葉を喋るためには、意識的、無意識的に呼吸を調節できなければならない。
ヒトは呼吸を自律的に止めることができるし、オペラ歌手は息継ぎの際に予め息を沢山吸っておく。
呼吸を意識的に行う。
こんなこと、簡単だろう? と思うかもしれないが、他の霊長類はできない。
他のおサルさんがしゃべれないのは、喉の構造や知能が問題(チンパンジーに教えれば手話はできる)ではなくて、この意識的な肺呼吸の制御ができないからなのだ。
ヒト以外でこの能力をもつ動物はというと、、
それは水に潜る種だけだ。
水棲の鳥、水棲の爬虫類、水棲の哺乳類だけが呼吸を意識的にコントロールできる。
アザラシやイルカは潜る深さに従って予めどれだけ空気を吸ったらよいかをちゃんと分かって、それを行っている。
呼吸の意識的なコントロールは、水中に潜る動物には必須である。
潜る前には予め沢山息を吸っておき、潜っている間は息を止めていなければならない。
つまり、ヒトも昔水棲生物だったからその能力を今に伝えているのではないか。
ヒトが喋れるようになったのは、ヒトがこの意識的に呼吸ができるという能力をすでにもっていたからなのだ。
とエレイン・モーガンは考えている。
ヒトの特徴を、全てアクア説で説明しようとするところが、すげー、すげーよ、まじすげーよ、モーガンさん!(笑)
Fate/Zero
雨竜龍之介「すげー、すげーよ、まじすげーよ、旦那!」
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