2012年7月29日日曜日

スイスの路面電車

スイスの広さは九州くらい。
人口は800万人弱(九州は1400万程度)。

ご存知の通り、スイスは日本と同様に山がちの国。
列車に乗って旅をしてみると、小さい集落が山の斜面に多く存在しているのが分かる。

ここで問題。

Q. スイスの首都は次の都市のうちどれでしょう。

1. チューリッヒ
2. ジュネーヴ
3. バーゼル
4. ベルン



答えは4のベルンだが、実は上記の都市はスイスの人口の多い都市ベスト4なのである。
しかし、有名な割りに殊の外人口の少ないのに驚くだろう。

チューリッヒ 37万人
ジュネーヴ 18万人
バーゼル 16万人
ベルン 12万人


これは日本の地方都市並みだ。最大の都市チューリッヒすら静岡市の半分程度。
バーゼルに至っては16万人。首都ベルンはさらに少ない。

ただ、暮らしてみるとこのくらいの規模で過不足はない。

主要都市には市民の足として路面電車(トラム)がある。

バーゼルにもトラムが縦横無尽に走っており、ヨーロッパで一番長い路線もある。



実は、トラムは運賃を料金箱に入れるシステムがなく、切符をちゃんと持っているかどうかチェックする人もいない。乗客を信頼してそれをおこなっていないのだ。

しかし、それじゃ、ただ乗りするヤツもいるだろう、と心配になる。

そういう不届きな輩を取り締まるために、市民に紛れて切符を持っているか抜き打ちに調べる人がいる。

もしその時、正当な値段の切符を持っていなかったら30スイスフラン(約2400円)の罰金を払わされる。

僕も、急に乗客の一人が立ち上がって他の乗客の切符をチェックし始める光景を目にした。
ちゃんと切符を持っていて良かった!

外国に住んでいると、ある意味、日本人を代表して住んでいるようなもので、「日本人はダメなやつだ」と思われるようなことは絶対にできないし、してはいけない。

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