2012年9月11日火曜日

子供の車酔いと野菜嫌い

車酔いは小さい頃に起こしやすい。

車酔いの原因は平衡感覚が攪乱されることにある。

原始人は勿論車に乗って車酔いするようなことはなかったから、これは人類が自動車を手に入れてからの話しになる。船酔いもあるが、これもお猿のころに船に乗って海に漕ぎ出すようなこともなかったろうから、いずれにせよ、車酔い、船酔い、これ自身が進化的に獲得されてなんらかのメリットをもつとは思えない。

では、お猿の頃にはどのような時に平衡感覚が攪乱されたのであろうか。
それは、神経毒を含む食べ物を食べて食中毒を起こした時だ。

その時には、胃の内容物を吐き出すことこそ毒を軽減するのに役立つ。

つまり、車に乗って平衡感覚が狂わされると、我々の体は食中毒を起こしたと錯覚して吐き気を催してしまうのだ。

車に乗り馴れれば、車で平衡感覚が狂っても食中毒ではないということが学習で獲得されて、そのうち車酔いしにくくなる。

(けいおん!!、大きくなっても体調とかで酔ったりすると辛い)


同様に、子供が野菜嫌いなのも同種の理由がある。

野草はアルカロイドを初めとする毒素を含んでいる。
人類は品種改良を重ねてその毒素の少ない野菜を作り上げてきた。

しかしお猿のころには、野草を食べて食中毒を起こすことはしばしばあったろう。
特に、子供は毒に対して弱いので(食中毒でも体力のない子供や老人がよく亡くなる)、草を嫌がるように進化していたと考えられる。

現在では、毒のない野菜がつくられて、我々は学習で生野菜でも食べられるようになったが、子供が青臭いと言って、野菜を嫌いなのにはそれなりの理由があったわけだ。

大人になってもキュウリやピーマンが苦手という人がいる。

でも毒じゃないので、早く学習して下さい(笑

(ってピーマンが言ってます)


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