男性と女性で行動原理(何を重要視して行動するか)の違いについては、常に経験するところである。もう少しお互いを知り合えば、無意味な喧噪もなくなるのにとよく思う。
自分は男だから男の行動原理はよく分かるが、女性の行動原理を知らないばかりにいろいろな不都合を経験する。
今回、姫野友美『男はなぜ急に女にフラれるのか?』(角川)を読んでまたいろいろ勉強させてもらった(笑)
旦那が帰宅したら奥さんが寝込んでいて風邪だと言う。
その時、男性諸氏はなんと声をかけるか。
「じゃあ、夕飯はどうするの?」
NGの代表例。
この本では、なぜ男性がこのように答えてしまうかを解説している。
男は、何らかのトラブルがあった時に、どのようにしてそのトラブルを解決するかに思考がまず向いてしまうようにできている。男にとってはそれが最重要なのである。
勿論、妻のことは大事だが、妻が重病でもない限り、頭に浮かんでしまうことがそのようなことなのだ。
しかし、妻からしたら、この人は自分のことより自分の夕飯のことの方が心配なのね、となる。
これは、帰宅したのが娘だった場合には、
「お母さん、大丈夫? 熱は? 薬は飲んでいる? 何か食べたいものがあればつくるけど、食欲はある?」等々、となる。これが正解です。
女性の思考回路は、何にもまして他者との共感を最優先する。
これは、言葉を話せない赤ちゃんを子育てするために進化したとも考えられている。
これを著者は、男性の「解決脳」、女性の「共感脳」と読んでいる。
今や、男性と女性で異なる思考回路を持つことは科学的に研究されている。
別に性差別でも何でもないし、これはオスメスの違いが体だけでなく脳にも及んでいるという動物として当たり前の事実。
落語にもこれと似た『厩火事』という演目がある。
面白い噺なので一度聴いてみて欲しい。
円楽師匠でどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=eTW7GFRT0xA
http://www.youtube.com/watch?v=GnbfjTZt7WI
このような男女のずれが引き起こす悲劇について数回採上げる。
またフラれた。。
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