2012年9月4日火曜日

最強の猛毒は?(6)おまけ2 寄生蜂の恐怖

人こそ襲わないものの、地球上には怖い生物はまだまだたくさんいる。

エメラルドゴキブリバチ(エメラルドジュエルワスプ)という熱帯性の蜂のメスはゴキブリの脳に毒針をさして神経細胞のドーパミン伝達系を阻害する。



エメラルドゴキブリバチはゴキブリを運搬するには体が小さく、ゴキブリが死んだように全身麻痺してしまうと、巣穴までゴキブリを運べない。ではどうするのか?

何と自らゴキブリに巣穴まで自分で歩いて行かせるのだ!

このハチはゴキブリの運動中枢は麻痺させずに(だから動ける)、逃げようとする逃走本能のみピンポイントで麻痺させる。

その結果、ゴキブリはこのハチに手を引かれるまま(触角を引っ張られるがままに)巣穴まで付いて行ってしまうのだ。魔法で操られているような。。


(まどマギは必見らしいが、まだ観てません、怖いから)


そして巣穴で卵を産みつけて、そこから生まれた幼虫はゴキブリの内臓を食べ尽し成虫になってゴキブリから出てくる(エイリアンのごとく)。

動画はコチラ。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52064506.html

ゴキブリは嫌いだけどちょっとかわいそうに思ってしまった。。

多くの寄生昆虫がいるが、逃避本能だけを麻痺させるのはこのエメラルドゴキブリバチの仲間のみ。この戦法をヒトに仕掛けられなくてよかった。




(ジョジョの奇妙な冒険、ハイエロファントグリーンのエメラルドスプラッシュ)

花京院の最後は今でも泣ける。


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