2013年3月2日土曜日

怖い漢字(25)「遠」

ここにこんなことを言う男が(ほこたて風に)。

「人の一生は 重き荷を負うて遠き道を往くが如し」

そう家康くん。



今日は「遠」。

古代中国殷では、死者の胸の衣の上に除霊のための玉を置いた。

それでできた字が「環」。

今回の「遠」も同じで死者の襟元「衣」の上に玉「口」を置いている。

その上の「土」だが、これは元々は「止」で「履物」を表す。

さらに、これに行くことを表す「辶」を加える。

つまり、「遠」は死者が遠く黄泉の国に旅立つことを意味する。

無事、あの世に行き着いて欲しいとの遺族の願いが籠められている。






日本でも、お棺に足袋、脚絆、草履を入れる。

それと六文銭(三途の川を渡る際の渡し守に渡す船賃。持っていないと奪衣婆に衣をはぎ取られます ^ ^; )。

死者との恋愛、遠距離恋愛
さんかれあ

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