2013年3月23日土曜日

こわい漢字(31)「辛」

みるからに曰くありげな「辛」いの文字。

これは、取っ手のついた大きな針の象形文字である。


これは入れ墨の際に用いられていた。

この針で入れ墨をされる時の痛さが「辛」(つらい)になった。

口の中の痛さは「辛」(からい)となる。

ではどういう際に、この針を用いて入れ墨を施したかというと、

それを示しているのが「妾」(めかけ)。

これは「辛」と「女」からなる。


現在では二号さんの意味でも用いられる「妾」ではあるが、元々は、罪を犯した女性に入れ墨を施して神への奉仕を行わせた。

そこから、人にかしずく女性のことを「妾」(はしため)、男性に囲われている女性は「妾」(めかけ)ということになった。

さらに、男性の場合では「童」。


これは上から「辛」、「目」、「東」、「土」からできている。

「東」と「土」からできている「重」は音を担っている。

罪を犯した男性は、目の上に辛で入れ墨の刑を受けた。

受刑者(童)は、結髪を許されず、ざんばら髪であった。

そのため、同様の髪型をしていた子供のことを、後に「童」(わらべ)と呼ぶようになった。

しかし、元々は受刑者だったために、「童」にはしもべの読みもある。

今では童謡というと子供の歌と思われているが、元々は受刑者の労働歌を童謡と読んだ。

そこには呪術的な性格が籠められており、もちろん、怖い内容のものもあっただろう。

児童のみなさん、童謡を心して歌いましょう(・∀・)ノ


ジョジョ第二部も佳境!
今は大きな童がアニメを楽しむ時代です。
時代は変わるのです、うん!(`・ω・´)


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