2013年3月25日月曜日

ヘルパー仮説

男性同性愛者は、男性異性愛者に較べて五分の一程度しか、子供を残せない。

それなのに、なぜ男性異性愛者になりやすくなるような遺伝子が相変わらず残っているのか? 早晩駆逐されてもよさそうなものなのに。


しかし、本人が子供を残さなくても、その人の遺伝子は後代に伝わることはある。

例えば、甥(おい)や姪(めい)。

自分の兄弟の子供達である。

自分は子供を残せなくても、一部は自分と同じ遺伝子を持った兄弟(半分は両親の遺伝子を共有している)の子供であるから自分と四分の一は遺伝子を共有している。

自分の子供でも、自分の遺伝子の二分の一しか遺伝子を共有していないことを考えれば、自分の甥や姪も捨てたものではない。

十分、お年玉を奮発してかわいがってあげなければならない。

それはともかく、男性同性愛者が子供を残さなくても、甥や姪が生き残るのを積極的に助けてやると言うようなことがありさえすれば、それにより自分の遺伝子は後代に残ることになる。

こういう仮説全般を「ヘルパー仮説」という。

例えば、古代中国の宦官(男性性器を切り取ってしまったために自分では子供をつくれない)が良い例だ。

宦官は中国皇帝の側に仕えることができ、立身出世が比較的良いであった。
そのために、権力欲のある男は進んで宦官になった。

一旦、皇帝のお気に入りになれば、権力と富を得ることができた。

そのため、宦官の一族郎党も縁故つながりでのし上がることができた。


ということで、この仮説が男性同性愛者に当てはまるか聞き取り調査をしたところ、

男性同性愛者は男性異性愛者に較べて

(1)家族とは逆に疎遠
(2)叔父としても逆に金銭的なヘルプをしていない

ことがわかった。

そのために、ヘルパー仮説は男性異性愛者に対しては行き詰まってしまった (´・・`)

まゆしぃと助けるために時間遡行を繰返すオカリン!
Steins:Gate












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