同性愛者(バイセクシャルを含む)は子を残しにくいとされるのに、なぜそのような行動が存在し、かつそれに関連する遺伝子が人間に残り続けているのか、というパラドックスに答えを導き出そうというのが、『同性愛の謎 なぜクラスに一人いるのか』(竹内久美子)である。
実際に、男性同性愛者(バイセクシャル)は男性異性愛者と比べ、1/5ほどしか子を残さないという調査結果がある。
そして、これは「なぜクラスに一人いるのか」の副題ともなっている、同性愛者の割合(西洋)だが、男性の場合には、
4% 生涯にわたり同性とのみ関係をもつ
13% 16〜55歳までの間に少なくとも3年間は同性との関係をもつ(バイセクシャルの割合と考えられる)
つまり、男性が25人いればそのうちの1人は生涯、同性愛者だということ(西洋)。
日本人の感覚としたら、日本ではこの値より少ないのでは思われるが、
日本にも江戸時代には陰間(かげま)茶屋と呼ばれる、男娼のいる売春宿が存在したし、信長と森蘭丸のような戦国武将と小姓(こしょう)との関係は有名(肉体関係を結ぶことで側近が身を挺して自分を守ることを期待しての打算もあったと考えられるものの)。
というように、モラルが異なる時代には割合は今よりは高かったことが想像される。
一方、女性同性愛者は男性同性愛者より少なく、1〜2%程度。
この数字は、同性愛者が意味のある個性をもった存在だということを示唆している。
1970年代半ばから多くの仮説が登場したが決定打にかけていた。
しかし2004年、竹内言うところの画期的な仮説が提出された。
この仮説は、同性愛者が「子」を残しにくいものの、したたかに「遺伝子」を残していることを示している。
大人アニメ鑑賞者の割合は10%超え、りっぱな個性をもっていると判断される(・∀・)ノ
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