2013年3月10日日曜日

こわい漢字(28)「善」

研究者は日々色々なことを詳らか(つまびらか)にしていかなければならない。

その「詳」。

「言」と「羊」からなる。



「羊裁判」で当事者の言い分、主張をつまびらかに聞いて調べることを「詳」とよんだ。

もちろん、そのときには「くわしく」調べないといけない。


これとよく似た出自の漢字が「善」。

旧字では「譱」で「言」「羊」「言」という字。



羊を中央にして、当事者双方からの誓いの言葉が両脇に添えられている。

「言」という言葉自信、祝詞をいれた小さい容器「口(サイ)」の上に針を置き、もし誓約を違えたら針で入れ墨の刑を受けることを神に誓うことを表した字。

そのため、「善」の元々の意味は当事者双方からの申立を表す言葉だったが、後代、神の意志に叶うよいこと、ただしい、ことを指す言葉となった。

善悪の概念を超えていたガンダムの世界観

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