2013年3月28日木曜日

男性同性愛者にする遺伝子にもメリットがあった!

さて、なぜ男性同性愛者にする傾向がある遺伝子が存在するか、について今日はやっと結論を出す。

男性を同性愛者にするような遺伝子は子を残すということにとって非常にマイナスであるのにも関わらず、なぜ存続しているのか??

これまでにその遺伝子はX染色体上にあり、母親から伝わることが知られている。

性染色体であるX染色体は特別な染色体である。

男の細胞には1つしかなく、女性の細胞には2つある。

つまり、X染色体からしてみれば、女性の中にいる時間は男性の中にいる時間の2倍になる。

してみると、X染色体は男性よりも女性を利する(2倍)傾向があると考えられる。

つまり、男性にとってはデメリットのある遺伝子であっても、それが女性にある時にはその女性にとってそれを上回るような遺伝子であれば、その遺伝子は淘汰されないどころか、それが広まることになる。

X染色体上に存在する男性を同性愛者にする遺伝子は、女性にとっては子孫拡大に役立っているのではないかという観点から、調査が行われた。

その結果、

男性同性愛者の母の子の数       2.69人
男性異性愛者の母の子の数       2.32人


男性同性愛者の母方のおばの子の数   1.98人
男性異性愛者の母方のおばの子の数   1.51人

となり、明らかに、男性同性愛者の母方の女性の方が、男性異性愛者の母方の女性より、子供の数が多いことが分かる。

つまり、その遺伝子は女性にいる時には女性を利するが、男性にいるときには男性に害をなす。

女子限定のお得なクーポン券のような遺伝子、と言ったところか。

恐らくはその遺伝子の正体は女性ホルモンを高めて妊娠しやすくする、等の効果があると予想されている。

それが男性に持ち込まれると、ホルモンバランスが崩れて脳が女性化するというのが、もっとも考えやすいシナリオだ。

ただし、男性同性愛者は男性異性愛者に較べて五分の一しか子供をなさないというデータを考えれば、女性では5倍くらい子供を多くしないと折り合わないと思う。

だからこそ、この遺伝子はまだ限定的に存在しているのであろう。

まだ秘匿されている謎がありそうだ。

女性限定アニメ、ではない件
けいおん!


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