彼は、メスに興味を示さなくなるオスの遺伝子変異を見つけた。
メスに対して興味を失ってしまうため、その遺伝子は「サトリ(悟り)」と名付けられた。
しかし、そのオスは全然悟ってはいなかったのだ。
というのは、実はその遺伝子変異を持ってしまったオスはオスに興味をもつゲイだったのです。
同じ時期にこの遺伝子は米国の研究者によっても「fruitless」(フルートレス、実を結ばない)と名付けられ、残念ながら今はこちらの名前の方が通りがよい。
変異のない正常の「サトリ」遺伝子はオスの脳で働いて、脳をオス化させる。
サトリ遺伝子は転写遺伝子であり、脳をオス化するのに必要な遺伝子の転写を行う。
しかし、サトリ遺伝子が変異してその機能が失われてしまうと、オスであっても脳がオス化できずに、メスになってしまう。
体と脳の性は別々に形成されるため、また、サトリは脳でしかはたらかないため、このオスの体は正常のオスと変わらない。
そのため、いわゆる「体は男だけど心は乙女」というハエになってしまう。
そのために、オスに恋する乙女になってしまう。
サトリのオス達、みんなでつがって楽しそう笑
一方、メスを同性愛者(レズビアン)にする突然変異も見つかっている。
一つの遺伝子が毀れただけで、それでジ・エンドだ。
幸運なことに、ヒトではまだ男性を同性愛者にしてしまう遺伝子変異(それをもっている男子は100%女の子の脳になるような変異)は見つかっていない。
見つからないことを祈りたいが…
ゲイ、これもこの世界線における真実
シュタインズゲートの選択
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