2013年4月27日土曜日

こわい漢字(39)「官」

本日も小山鉄郎著『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』から一席。

当ブログでのこの漢字シリーズも結構長くなった。
これを読んで漢字の成り立ちに興味をもった人は是非にご購入下さい。
とても楽しい一冊。



今回も二枚の肉の話のつづき(笑)

現在でも役人の意味がある「官」。

大学の先生は以前は国家公務員で「教官」と呼称されてきたが、10年程前の独立法人化後は「教員」と呼称が変更になった。

本当にこの独法化は各大学を過酷なサバイバルゲームに突き落とした(この愚痴はいずれ、笑)。

それはさておき、

この「官」は先祖の御霊を安置している御霊屋(みたまや)を表す「宀」と「追」の辶の中の字(タイ)(二枚の肉)を組み合わせてできている。



この字は元々は戦の際の祭肉を安置する聖なる場所を表した。

そこから、その祭肉をつかさどる軍隊の将官の意味となり、そしてその後さらに、役人一般の意味へと転用されるようになった。


教官が怖いのは、もともと軍隊の由来だから仕方ないと諦めて下さい(^-^;


大学教員、職員の中にも学生にすごくつっけんどんな態度をとる人がいるが、役人根性は早々と捨てましょうね(笑)

ガリレオ、高視聴率(・∀・)ノ

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