2012年8月1日水曜日

ミトコン(14)介錯つかまつる!

アポトーシスの研究が進んでいる動物細胞では、チトクロムcだけでなく、沢山のタンパク質がミトコンドリアから漏洩して寄ってたかってアポトーシスを実行することが明らかになっている。


(沢山のタンパク質がミトコンドリアから放出されアポトーシスに関与する)


endo GというDNA分解酵素が放出され核のDNAを切り刻む。

その他、AIF、ARTS、HtrA2、SMAC/Diabloと呼ばれるタンパク質もミトコンドリアから細胞質に出され団結して細胞を殺そうとする。

ミトコンドリアはパンドラの箱か??

(途中で挫折したパンドラハーツ)


アポトーシスのスイッチが一度入ったなら、ミトコンドリアは宿主を細胞の息の根を完璧に止めずにはおられんようだ。

主の宿主細胞が切腹を覚悟したら、従臣であるミトコンドリアがその介錯を務める。

宿主細胞が死ねば、ミトコンドリアも間違いなくジ・エンド。
それなのに、ミトコンドリアはなぜ積極的に手を貸すようなことをしているのか?


(へうげものより、泣いて利休の切腹の介錯をする織部)

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